魚市場ブログ
温暖化・藻場・アイゴ・軽石
2021年11月19日 環境ニュース
この方、この出で立ちで
湘南の海(小坪・逗子・鎌倉など)から
朝どれを横浜中央市場に運んでくれています。
しかしながら、この恒例姿を見かけたのは
直近では8月のアオリイカ以来でしょうか!
それほど湘南は魚が・・・・・何ですね。
現状を聞きますと、
海底の海藻が死滅してしまったのが原因の大問題で
またそこに、
近々では軽石もどうやら登場の様子で、
何とも頭が痛いことになってます。
そう、それと冬の低水温で、冬季に死滅をしていた魚
※「アイゴ」
※ 関東ではあまり食用とせず、
瀬戸内海、四国、九州などで食用とされている、
秋にとれる小型は瀬戸内海ではなんと高級魚!
背鰭、尻鰭、腹鰭の棘の両側に毒腺があって刺されると激しく痛む。
稚魚・幼魚期藻類を食べ成長すると藻類を主とした雑食性になる。
藻場、海藻の生える場所の減少が甚だしいのは
海藻などを食べるアイゴがその一因とも言われている。
海水温の上昇で、越冬するようになり、
彼等の食べ物が海藻だったことも、また不幸をもたらしています。
まあ、いずれにせよ、温暖化の問題は
多少の恩恵こそあれ、全体的には、困りごとの方がはるかに多い!