魚市場ブログ
今朝の追っ駆け競り
2025年06月06日
今朝も平塚から、相模湾の魚がいろいろ届いていました。
アジやワカシ、イシダイなど、種類も豊富でにぎやかな中、自然と目にとまったのがヒラメ、真鯛、そしてメジナの3匹。どれもサイズが良くて印象に残ったので、「この大きさになるまでって、どれくらいかかるんだろう?」と思い、あとでちょっと調べてみました。
まずはヒラメ。
見た目からしてかなりの良型で、重さは5.1kgありました。
調べてみると、天然もののヒラメは成長が遅く、ここまで大きくなるには5〜7年ほどかかるそうです(水産庁や研究機関の成長データより)。
厚みもあって、じっくり育ってきたのが伝わる一尾でした。
真鯛は5.9kg。体にハリがあり、体型もきれいで、オスでした。
オスは顔つきが少しシャープで体も締まっていることが多く、調べたところこのサイズだと6〜8年物が多いそうです。
そしてメジナ。こちらは2匹で合計3kgを超えていて、どちらも30cmはしっかり超えていました。
このサイズ・重さになるには3〜4年ほどかかるとされていて(東京海洋大学や各漁協の資料を参考)、体高もあってよく太っていました。
煮ても焼いても合いそうな体つきで、見ているだけでも食べごたえが想像できましたね!!
市場では毎日いろんな魚が並びますが、こうして「ちょっと気になるな」と思った魚を調べてみると、その魚が育ってきた年月や背景が見えてくるのが
面白いですね!