魚市場ブログ
冬の味覚「ハタハタ」
2025年11月11日
先週受けた「ととけん(日本さかな検定)」にも出てきたハタハタ。
冬の日本海では欠かせない魚!!
ハタハタは正式には「鰰」と書きます。
魚へんに「雷」と書くのは、雷が鳴るころに沿岸にやってくることからだそうです。
まさに季節を知らせる魚です。

この日、市場で見つけたのは「特」と書かれた特大サイズのハタハタ。
見るからに立派で、手のひらからはみ出すほどの大きさ。
この「特」という表記は、上等品を意味します。


サイズ・身の厚み・脂のり、どれをとっても一級品。
焼いても縮まず、身がふっくらとしていて最高です。
ハタハタといえば秋田の「しょっつる鍋」でもおなじみ。
卵を持った「ブリコ」はぷちぷちとした食感が楽しく、
オスは出汁がよく出て鍋に深みを与えます。
寒い夜にぴったりの冬の味覚です。

「雷魚(ハタハタ)」という漢字の由来や、
市場で実際に見て触れる機会があると、
ととけんの問題にもすぐにピンときます。
魚を学んでから市場を見ると、いつもの風景が少し違って見えますね。


