魚市場ブログ

かわいい瓶のうに

2025年05月29日

市場の丸勇商店で、毎年この時期にだけ見かける特別なものがあります。
それがこの、牛乳瓶にぎゅっと詰まった「生うに」はじめて見たとき、「えっ、うにが瓶に入ってる⁉」とちょっと驚きました。


しかも、どこか懐かしさを感じる牛乳瓶のデザイン。レトロで可愛くて、つい手に取ってしまいます。ラベルを見てみると、製造は岩手県山田町の「貴長水産株式会社」。このウニは“塩水ウニ”といって、保存料を使わず、海水に近い塩水だけで保存されているそう。まさに無添加・無加工、うにそのものの味が楽しめるスタイルです。

瓶の中には、美しく並んだオレンジ色のうにの身がぎっしり。
透き通った瓶越しに見るその様子は、まるで宝石のような存在感。中身は主に「キタムラサキウニ」で、岩手県沖の三陸沿岸で獲れたもの。三陸の海は昆布が豊富で、そこで育ったウニは甘みがしっかりしていて美味しいといわれています。

このウニは、ミョウバンを使っていないため、苦味やえぐみがなく、まさに“うにってこんなに甘かったんだ!”という感動を味わえるとか。
正直まだ私は食べたことがないけれど、見るたびに「今年こそは」と思ってしまう、そんな憧れの一品です。
市場ではこのように、氷に包まれてきれいに並んでいました。



この貴長水産の塩水うには、漁のタイミング次第で入荷が限られていて、しかも賞味期限は短め。だから、
もし市場で見かけたら「そのときが買いどき」かもしれません。

いつもよりちょっと特別な食卓にしたい方へ。
運が良ければ毎週土曜日の8:00~10:00迄の市場開放日で購入できるかも!!

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