魚市場ブログ

持続可能な卸売市場

2025年11月14日

中央、地方にかかわらず
卸売市場の役割、使命はほんとに重要だとしみじみ思う。

このシマに50数年いて
日本の様々な移り変わりを眺めてきたが
市場のやるべき本質は当初から何も変わっていないと思う。

しかしながらその変遷の中で
市場関係者は昨今本来の役割を少し見失っているように思える。

昨日は豊洲市場で
『持続可能な卸売市場』をテーマに話し合いがもたれたが
しみじみ思うことは

市場存在の本質、やるべきことを
少なくとも以下の組織が共有してないと持続可能には赤信号がともると思う。
なぜなら今や市場内の個別企業の努力、力ではいかんともしがたいから。

※ 農林省、
※ 委託監督官庁の地方自治体(時に県)、
※ 卸
※ 仲卸

この際、肝心要の農林省には
是非とも卸売市場の存在意義を『再定義』してもらって
上記の各組織に意義を伝達説を明し出来れば実践指導もしてもらいたい。

食料自給率100%を目指す!そう名言をした首相
そして何より世界に冠たる、日本の食。

それを陰から支えるのは
全国に点在をする卸売市場であるとの自負、誇り、責任を
是非市場全体で持ってもらう。
そういう方向に向いて、進んでくれたら
市場関係者も希望が持てると思うのですが。

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