魚市場ブログ

新イカの旬のピーク！

人は大きなもの、立派なものに目が行きがちです。しかし、寿司の世界では小さなものにこそ価値が見いだされる場面があります。シンコのように小さくとも高価な価値があるもの。それと同じく、スミイカの赤ちゃん、新イカもその一つです🦑

「新イカの季節がやってきた」と寿司店のカウンターで客たちがつぶやくのを耳にすることが増えます。新イカは、その小さな姿でありながら、独特の歯触りと初々しさを感じさせる特徴があります。成長すると手のひらサイズになるこのイカが、新イカとして楽しまれるのは、その季節感からです。

かつては、寿司のイカと言えば、東京湾のスミイカが主流でした。新イカのシーズンの始まりは、東京湾での初秋を象徴するものでした。その後の季節の移り変わりとともに、イカの味わいも変わっていきます。新イカの存在は、まさにイカのシーズンの開幕を告げる特別な役割を果たしていました。しかし、時代は変わり、今では7月から熊本県や鹿児島県からの新イカが入荷されるようになり👆の新イカも（鹿児島県産）、かつての東京湾だけの季節感は薄れてしまいました。でも、新イカの重要性は全然今でも変わっていませんよ(^^)/

 

新イカのシーズンは7月からスタートし、8月がその真っ盛りを迎えます。この時期には、シロイカやアオリイカといったイカのバリエーションも楽しめます。家でのイカの刺身の楽しめます！！この夏は、季節の味わいを最大限に楽しんでみてはいかがでしょうか（笑）