魚市場ブログ
横浜市場×インバウンドツアー
今日は、インバウンドツアーを始めてもうすぐ2年ということで、現在のツアーの様子を紹介したいと思います。
今では朝の横浜市中央卸売市場に、外国のお客様が訪れるのもすっかり日常の風景になりました。JTBを通して、デンマークの旅行会社「we torabel」や、東京の「80days Japan」などからの依頼が増え、ヨーロッパやアジアを中心に、さまざまな国からゲストが訪れています。
ツアーは朝5時に集合。「Good morning!」と挨拶しながら到着したゲストと一緒に、まずは競り場を見学します。ずらりと並ぶ魚の間を歩きながら、プロの仲卸の方々が真剣に魚を見極めている姿を間近に見られます。日本の流通の仕組みも紹介します。
次は冷凍マグロの見学。大きなマグロを目の前にして、ゲストの多くが写真を撮りながら感嘆の声を上げています。
続いて、マグロの競りを見学。日本特有の静かな手のサインによる競りに、皆さん興味津々です。「何が起きているのか」と、通訳ガイドへの質問もよく出ます。
その後は仲卸の店舗をいくつか巡り、魚の種類や特徴などを説明します。珍しい魚を見つけて質問したり、実際の流通の話を聞いたりと、会話が自然と弾みます。
続いてはマイナス60℃の冷凍庫体験。扉を開けた瞬間に冷気が一気に広がり、ゲストから驚きの声が上がります。写真を撮ったり、冷たさに驚く様子が印象的です。
運が良い日は、マグロの解体を見ることができます。包丁が入る瞬間には、一斉に「おお〜っ!」と歓声が上がり、その場が一気に盛り上がります。
最後は市場内の食堂で朝食。仕入れたばかりの新鮮な魚を使ったお寿司を味わっていただきます。市場を見学して、実際に食べて締めくくる内容です。
このように、ツアーは見学だけでなく、会話や食事を通じて、市場を楽しんでもらえる構成になっています!!