魚市場ブログ

豊後水道のトビハタ

2025年08月28日

今朝見かけたこの魚、ハタ科であまり市場でもお目にかかれない高級魚「トビハタ」

産地は大分県と愛媛県の間に広がる豊後水道です。太平洋からの黒潮と、瀬戸内海からの栄養豊富な水がぶつかる強い潮で知られ、関アジ・関サバのブランドが生まれる海域として有名ですね。この環境で育った魚は、身がきゅっと締まり、香りもすっきりとしているのが特徴です。
旬は秋から初夏ごろ。地味めのこげ茶色の体で、模様がほとんど出ないのが印象的でした。横から見ると体高が高く、ハタの貫禄を感じさせながらも、どこか上品な姿をしていました。

残念ながら私はまだ食べたことがないのですが、話を聞くと「身の締まりが抜群で、切り口の透明感が違う」とのこと。白身でありながら水っぽさがなく、噛むほどに旨みがじわっと広がるタイプだそうです。

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