魚市場ブログ
10年育った味。毛蟹の重みを感じた朝
2025年05月02日
市場の朝は毎回いろんな発見があるけれど、今日は久しぶりに「これはすごい」と思わされる毛蟹に出会った。
仲卸の横浜三栄さんの店舗前に並んでいた一杯で、見た瞬間に思わず足が止まった。
写真を撮ってみたものの、正直この迫力はなかなか伝わらない。
毛蟹といえば一般的には400〜700g前後が多く、1キロ級になるとぐっと数が減ってくる。
このサイズになると殻の厚みも違うし、なにより甲羅の幅と脚の太さが別物。
持ったときの重みも、見た目以上にずっしりしていて、「これは中身詰まってるな」という確信が持てるレベルだった。
味噌もたっぷり詰まってそうだし、茹でたらどんな香りがするのか、想像するだけでよだれが出そうになる。
こういうものが突然目の前に現れるのが、市場という場所の面白さだと思う。