魚市場ブログ

10月後半でも見かけるキハダマグロ

2025年10月20日

ここ最近、平塚の競り場でキハダマグロの姿をよく目にします。
「もう秋も深まったのに?」と驚く方も多いのではないでしょうか。
本来キハダマグロは、夏から秋口にかけて相模湾に回遊してくるマグロ
例年であれば、10月も後半になればシーズンの終わりを感じる頃ですが、今年もまだ姿を見せています!!

その理由のひとつが相模湾の豊富なベイト(イワシ・サバなどの小魚)
餌が十分にあることで、マグロが湾内に長く留まる傾向が出ています。
また、近年は海水温の推移が例年と異なり、「まだ水温が高めに推移している」ことも、マグロの回遊を後押ししているようです。

実際に競り場で見かけるのは20〜40kgクラスが中心。
中には50kg近い立派な魚体も混じり、競り場の空気を一気に熱くさせます。


秋の深まりとともに魚種が移り変わる中で、まだマグロが並ぶ光景は市場ならではの季節感。
「相模湾はやっぱり豊かな海だな」と実感させてくれる瞬間でした~

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