魚市場ブログ

ととけんって、知ってますか?

2025年12月16日

正式には「魚食検定(ととけん)」といって、魚に関する知識を問う検定です。魚の名前や旬だけでなく、生態や産地、食文化まで、魚のことを幅広く学べる検定になります。

このととけんは、一般社団法人 日本さかな検定協会が実施していて、料理人や水産関係の人だけでなく、魚が好きな一般の人も多く受験しているそうです。

自分は普段、市場で魚に関わる仕事をしています。毎日魚を見て、話を聞いて、少しずつ魚の勉強をしている立場です。
今回の受験も、しっかり勉強したというよりは、「今の自分がどれくらい分かっているのか」を確かめる気持ちで、3級を受けてみました~70分間で100問!

実際に試験を受けてみると、魚そのものの問題よりも、郷土料理や料理名に関する問題が思っていた以上に多く、正直ちょっと意外でした。「この料理はどこの地域か」「この魚はどう食べられているか」といった、食文化寄りの内容が中心だった印象です。

普段は市場で魚を見ながら勉強しているので、料理名を覚えるというより、魚そのものを知る感覚の方が強く、試験内容とのズレを感じる部分もありました。それでも、毎日魚に触れている分、落ち着いて解くことができ、結果として無事に合格できました。

3級を受けてみて思ったのは、「次はもう1級でもいいのかもしれない」ということです。1級は、魚の生態や旬、産地、養殖と天然の違いなど、より魚そのものに近い内容が多いと聞いています。市場の仕事をしている身としては、むしろそちらの方がしっくりくる気もしています。

段階を飛ばす形にはなりますが、今の自分の知識がどこまで通用するのか、来年は1級で試してみます。

Page Top
language