魚市場ブログ

お魚ニュース

バナメイ陸上養殖

2025年08月29日
エビの国内養殖は輸入量の1/10らしい、 資源確保の観点からも、国内の陸上養殖の計画が各地で始まっている 27日は筑波大学の名誉教授がシステム開発をした バナメイエビの養殖現場をつくばに訪ねた 周囲はこんな景色 130㎡のビニールハウスに径6mのプールが 稚魚を青森から買い付け、2ヶ月かけてこの大きさに これがそのシステム 26年夏には韓国の日本法人が三重の尾鷲に 年間600トンの生産量を誇る養殖場を稼働させるらしい。

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トドのつまり

2025年08月26日
大阪湾から大量入荷の山 近づいてみるとボラでした ボラ、実は成長魚でして 幼魚をおぼこといひ、お次はえふな、2歳のものをいな、 3歳をすばしり 4歳以上をぼらと呼び、10歳以上をとどと呼びます。 「とどのつまり」結局は、最終的には、いきつくところは そんな意味でつかわれるこの言葉、実はここから来ているんですよ。 卵は御存知「カラスミ」になり、かなりの高値で取引がなされます。 汽水の汚れてところで悠々と泳いでいる姿を見ると とても食べる気にはなりませんが、 どっこい親の方も獲れる場所、時期、食べ方次第では 本鮪以上の極上に変身を致します。 固定観念をすてて、市場の目利き、通人に この魚を選んでみ…

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乱高下

2025年08月25日
超高値から一転! 嬉しい大幅下落となったさんまさんでしたが あれっ?少し値を戻しましたね。 今朝のセリ場もさんまだらけでございました。 仲卸各店も、さんまをここぞとばかりに店頭に 少し値を戻しましたが 型もよく、脂も申し分ない久々の当たり年の様相です、 個人的にはそんなに大きくなくてもいいから 食べごろが末端小売300円台ならばと思ってますけど。

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引き続きサンマニュース

2025年08月18日
週明けですが今日も魚はめちゃ少ない! そんななかサンマは今日も引き続き入荷をしてきました。 根室からです。 2㎏13尾のサンマの山が目につきました 魚体はといえば、いやいや充分すぎるサイズです。 でこの仲卸店舗の表示値段をみてびっくり えっ一日でこんなに暴落(笑)ですか? 一挙に庶民の味レベルまで、落ちて参りました。 中にはこんな大きなサイズを並べている店もありで 今年は良型を含め、めちゃ期待できそうですね。

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連休明けのサンマ入荷

2025年08月16日
3連休明けの今朝、まだ産地は盆休みなんでしょうか 魚はめちゃ少なく、セリ場はガラガラ! そんななか午前5:30頃、平塚から『日海丸』の朝どれが 鰺・鯖メインで入荷してきました。 量的にはたいしてことはありませんでしたが、 少しは賑わいが生まれて何より。 仲卸売り場を巡ると 御覧のサンマの箱の山に遭遇 漁の主力となるサンマの棒受網漁の大型船による 新物が入荷してきました。 2㎏箱で13尾だとこんなところでした。 まあ、そこそこいただけるサイズでしたよ。 値段を聞いてみたら、 まだまだ、とても庶民の手の届く領域ではありませんでしたが。 サンマ漁の最盛期は2008年の34.3万トンで昨年は3.9万ト…

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シマアオダイ

2025年08月12日
仲卸・伊勢三で発見! 鹿児島からのシマアオダイ おそらく横浜中央市場に初登場ではないかしらん。 主に鹿児島、沖縄などのやや深場で揚がる魚で、 温暖化のためか漁獲される値域が北上傾向にあり、 紀伊半島、伊豆諸島などでも揚がるようになってきている。 アオダイと比べると漁獲量は少ない。 味はアオダイよりも上とのこと、高級魚である。 旬は不明! 鱗は普通であまり硬くなく取りやすい。 皮はやや厚く強くて骨はあまり硬くない。 血合いが赤く、透明感のある白身。熱を通しても硬くしまらない。

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ボウズギンポ

2025年07月29日
北海道の日高からの魚 体の上の氷をどけると 現れたのはこのいかつい顔 箱には「ギンポ」の文字 正式名は「ボウズギンポ」 頭部には白い斑紋に囲まれた感覚孔があり、腹鰭がない。 最大で1m位になる、この魚もそれに近かったです。 国内では三陸から北海道の太平洋側、オホーツク海などで少ないながら水揚げがある。 古くは漁師さんが自家消費される程度だったが、 近年流通するようになってきている。 それなりに値段がついていて流通のプロの間では一定の評価がある。 ギンダラと同じようにミリン漬けで味わったことがあったが 容姿に似合わず、まことに美味であったことを覚えています。

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サービスしすぎ?

2025年07月28日
MVI_2234 これは某仲卸さんの毎日のお約束の作業であります。 本来なら買っていただいたお客様がやる作業でしょうが でも仲卸が慣例でこうしたサービスをしているのが実情なんです。 で捌き代金っていただけるの? つい下世話な質問をぶつけちゃいますと まあここに限らず各店、この魚以外でもきっと 頂いてもきっとほんのわずかでしょうの答えが。 しかしながらこうして下処理をしまえば、 店に戻っての仕事短縮、また内臓などの生ごみ始末など無用になりますから お店にとっては何とも嬉しいサービスですよね。 我が横浜市場ではまあ実に人がいい! それも大きな特徴、特色のひとつですから、 各店のスタッフと仲良くなっ…

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ド珍魚!!!

2025年07月25日
仲卸・元熊の店頭で へんてこな魚を発見! 手にしてみると、まあ身が薄く平べったい とにかく変わった形をしていました。 ここ10年の市場魚撮影では「お初」でございます。 調べてみたら ギンカガミ、鹿児島産 鱗がなく、体高が高く体は極端に薄い、 持った感じでは可食部が非常に少ないから、 さてどんな料理で食べたらよいかしら? 値段は聞きませんでしたが、多分、お安い魚かと。 今朝も平塚からの入荷がありましたが 以下の魚は、セリで値が付かなかったですね。

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今どき3桁の魚は

2025年07月22日
函館から御覧のブリが 入荷をしてました。 お値段の方はなんと3桁! 今どき3桁の魚は見つけるのが難しいくらいですね。 難点は個体によって脂の乗りにばらつきがあるとか でも無ければカルパッチョなどにすればいいしい あればめっけもの、刺身、しゃぶしゃぶ、照り焼き、塩焼き 何でもありでございますよね。 とにかくこの3桁のリーズナブルを使わない手はないと思いますね。 一方函館といえばかつてこの魚の一大産地でしたよね 青森の八戸も同様でしたが、 今やかつての姿、見る影もなし、 近年漁獲量を異常に減らした代表選手でございます。 戻ってくることがあるのでしょうか?

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