魚市場ブログ

お魚ニュース

梅雨時

2025年06月14日
人間にとって「梅雨」の時期は必ずしも快適とは言えませんね、 しかし魚の中にはこの時期こそ旨い! あるいは旬を迎える一群が確実に存在をします。 ※ 梅雨下鯵 ※ 梅雨鰯 そしてこの魚も(愛媛・釣物) 日本では本州中部以南の沿岸に広く分布 初夏に旬を迎え、 脂がのった白身は刺身や塩焼き、煮つけなど様々な料理で楽しまれます。 特に産卵前の6~7月頃に獲れるものは ※「梅雨イサキ」と呼ばれ、美味として知られています。

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貴重な国産ギンダラ

2025年06月13日
この魚、 さて???? なんとギンダラ、しかも国産、日本産です。 滅多にお目にかかることがなくなりましたね。 銀鱈は名前には「タラ」が付いていますが、 実はタラの仲間ではありません、 アイナメやホッケに近いカサゴ目の魚です。 深海(300m~3000m)に生息し、主に太平洋沿岸やオホーツク海沿岸に生息 延縄やカゴ漁で漁獲されます。 1970年前後はアラスカ湾で国内の船が盛んにとっていたが、 規制がかかり、アメリカから輸入することにアメリカでも人気の高い食用魚なんです。 現在はアラスカ、カナダなどでは養殖されるようになって、 刺身用の魚というイメージが浸透し始めています。 市場で見かけるのは、 …

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2025年06月11日
相模湾から 結構いいサイズのアラが届きました。 生息域 本州以南のやや深場にいる魚で、1m以上になる大型魚 日本海での漁獲量が多い。 漁方 釣り、底曵網 主様な産地 秋田県、新潟県、長崎県、鹿児島県 旬 秋から冬 魚のランク 超高級魚で味も抜群にいい。 クエと比べると大型が少ないために認知度が低い 当然ながら大きい魚ほど味はいい。  

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イボダイ(エボダイ)

2025年06月10日
御立派なエボダイが 静岡県からやって来ました。 実は本名はイボダイ でもその名前で呼ばれることは少なく、 関東では「エボダイ」 関西では「シズ」とか「ボウゼ」と呼ばれます。 高知県では「バカ」と呼ばれる事もある魚です。 生息域 幼魚は表層性でクラゲの傘の下で成魚は大陸棚上の低層に生息しています。 成長 産卵期は春〜夏で 1歳で約14センチ、2歳で17センチ、3歳で19センチ前後、4歳で20センチほどになる。 調理 鮮魚は塩焼き、煮つけなどにするが、 この位のサイズなら刺身もいけますね。 類似魚 以前は『シズ』と呼ばれる干物が出回ってましたが、 その原料は※バターフィッシュ バターフィッシュは、…

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ミズダコ

2025年06月07日
北海道からの水蛸です。 ミズダコ(水蛸)は、実は世界最大のタコであり、 北海道の日本海・オホーツク海地方で特に多く水揚げされます。 ミズダコは、身がやわらかく甘みがあるのが特徴で、 刺身やしゃぶしゃぶ、煮付けなど様々な料理に使われます。 旬は12月~1月頃ですが、1年中水揚げされます。 生態 一生に一度だけ産卵する。 寿命は2年〜3年とされるが。雄で4.5歳、雌で5年の記録がある。 北海道では11月〜12月に 雄が精莢(せいきょう)という精子の入ったカプセルを雌に受け渡し、 交接後翌年6月〜7月に死ぬ。 産卵は6〜7月、2週間かけて50000粒前後産み、孵化まで守る。 孵化後2ヶ月ほどで死ぬそ…

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天然海鞘(ほや)

2025年06月06日
これが天然の海鞘の形状です。 市場内で見かける奴とはまるで違いますよね。 漁ことです。 特に「南部潜り」と呼ばれる漁法で 水深10~20mの海底から手摘みで採集されるホヤは、 品質が高く、濃厚な味わいを持つと言われています。 味わい 濃厚な甘みと旨味があり、旬の時期は特に美味しい。 栄養 DHAやEPA、タウリン、グリコーゲンなどが含まれており、 心血管の健康や脳の機能をサポートする働きが期待できる。 調理法 生で刺身や酢のものとして食べられるほか、 塩辛やみそ漬け、燻製などにも加工されて食される。

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期間限定 白利尻

2025年06月05日
利尻昆布を食べて育った スッキリしていて磯の香りが強い、大粒で、コクがある北紫雲丹 漁期は6月中頃から8月までと、 極々短い期間しか楽しめない利尻の雲丹であります。 単純構造のウニは、餌がそのまま可食部の味となりますから、 味は餌で大きく左右されます。 この地は敢えて言うまでもなく希少な国産昆布の主要な産地ですから 餌はもちろん利尻昆布が中心です。 その為非常に濃厚な味になるようですよ。 礼文・利尻島のウニ漁の解禁が6月から2〜3ヶ月の間なのでこの味わいはほんの僅かな期間。 漁期のスタートは 白利尻(キタムラサキウニ)→ 赤利尻(バフンウニ)→ そして白利尻と移り変わりながら、 美味しい利尻の…

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稲取キンメ

2025年06月04日
下田・稲取・須崎といったキンメのブランド産地を持つ静岡県、 2000年代に3000トンあった静岡県全体の漁獲量だが 2024年には1157トンまで減ってしまったようだ。 稲取でも20年前は 1日で300㎏は釣れたが今はせいぜい20~30㎏と漁師さんは言う。 そうそう 横浜中央市場では「須崎」からのキンメをとんと見かけなくなった。 キンメだけでなく日本の漁獲量はピーク時の1/3を切り、 先行きが見通せない状況が続く。 そういえば快調だった横浜市金沢区小柴漁港も 4月あたりからパッとしなくなって来た。 捕れる量が少なくなれば、 このキンメだけでなく魚価が高騰する。 結果、おいしい魚を食べるきっかけ…

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京都・天然・100㎏超え

2025年06月02日
鮪のセリ場に入ると大きな生が1尾横たわっていた。 見かけない赤いラベルが目に留まる 近寄ってみると えっ、京都? 養殖としては京都は「伊根」が有名だが、天然で しかも大台を超えているのはなんとも珍しい光景 身質はどうかな? 定置網は鮪を狙っているわけではないので こんな大物が入れば、網の破損も考えられ、ありがた迷惑ってことも 100㎏超え、そして天然。これも温暖化のせいでしょうかなね。

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秋田のソウルフイッシュ

2025年05月31日
昨年の冬、横浜中央市場で見かけたハタハタ その産地は秋田でなく北海道のものでした。 そしてこんな記事を5月29日の朝日新聞で見つけましたよ。 グラフを眺めると唖然としますね。 最低だった昨年の111トンから 今期はなんと3月時点で17トンです! まあ、横浜に住む人間としては ハタハタってあまり・・・・・ですが 秋田県人にしたら、まさにソウルフイッシュ、 乱獲、温暖化、環境、いろんな要素が絡まって この悲惨な現実になっていくのでしょうが、ここまで落ちると絶滅が心配をされますね。

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