魚市場ブログ

東京湾の太刀魚

2026年02月18日

週開けの月曜日
小柴からはお約束の太刀魚入荷!

休市前の昨日、休漁の小柴に代わって
タチウオを持ってきてくれたのは本牧漁港

御覧ください
横浜丸魚、4:30~の定刻競に並んだこの壮観な眺めを。

しかしいつごろからこのタチウオが
東京湾の代表的な魚になり、そしてなぜ資源が枯渇しないのか?

今東京湾で繁栄している魚の顔ぶれは、
タチウオやスズキを頂点として、
マアジ、カタクチイワシ、コノシロなど
泳いでプランクトンを基盤としたエサを摂る浮魚ばかり、

マコガレイ、マアナゴ、メゴチ類、シャコなど
海底でゴカイ類や小型二枚貝などのベントスを摂る底魚は壊滅的に減少している。

2000年代初頭の東京湾では、
タチウオは高水温期に湾外から来遊し、越冬のために出ていく魚であった。
来遊量は不安定で年によってはさっぱり釣れないこともあった。

その後の20年間で状況は大きく変わり、
釣り場が湾奥まで広がったばかりかオフシーズンがなくなった。
プランクトン調査では、
タチウオの受精卵や仔稚魚が採集されるようになり、東京湾での再生産が裏づけられた。

その変化をもたらしたのは水温の上昇である。
特に冬季の水温上昇の影響は大きく、
湾口や湾外への越冬移動が不明瞭になった。

東京湾奥の最低水温は過去30年間で1℃近くも上昇した。
気候の温暖化に加え、
湾岸エリアの都市化によるヒートアイランド現象など、
人間活動も水温上昇に大きく寄与している。

 

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