魚市場ブログ

秋鮭漁

2025年10月16日

今年も不漁予想だった、

さんま

スルメイカ

なんと一転して豊漁に転じましたよね。

さてお次の一転豊漁はもしかすると秋鮭か!
なんて淡い期待を抱いていたら、現時点では

2025年の秋鮭漁は、
北海道での漁獲量が速報値で
前年同期比 47.7%減 と大幅に減少し、3年連続で減少
しています。

漁獲金額も 33.9%減 となりました。

これは水温の上昇やプランクトン減少などが原因と推測されています。
漁は9月上旬から始まり、11月後半まで行われ、
産卵のために戻ってくる9月・10月がピークです。

スルメイカも9月に入るまで絶不調だったので
もうすぐピークが終わりますが
11月に入って逆転サヨナラは起こりますでしょうか。

参考迄

2025年の秋サケ来遊数を前年(2024年)の64.5%にあたる1,141万尾と予測しました。
この予測は不漁だった前年をさらに下回るものでした。

オホーツク管内:
9月末時点の速報値で漁獲量は前年同期比で約6割減少し、
過去5年間で最少の漁獲数となりました。

道全体
漁獲数は過去10年で最も少ない317万匹を記録しています。

岩手県
2025年の秋サケ回帰は危機的な状況と報じられています。

宮城県
前年実績に比べて3割減の予測が出ています。

原因

海水温上昇
2022年初夏に沿岸の海水温が例年より早く上昇したことで、
当時の稚魚(2025年に漁獲対象となる4年魚)が
十分に成長できないまま沖合に移動したことが個体数の減少につながったとみられています。

資源の減少
海水温の上昇やその他の海洋環境の変化により、
サケの回帰数自体が減少傾向にあります。
 

 

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