魚市場ブログ
稲取キンメ
2025年06月04日 お魚ニュース
下田・稲取・須崎といったキンメのブランド産地を持つ静岡県、
2000年代に3000トンあった静岡県全体の漁獲量だが
2024年には1157トンまで減ってしまったようだ。
稲取でも20年前は
1日で300㎏は釣れたが今はせいぜい20~30㎏と漁師さんは言う。
そうそう
横浜中央市場では「須崎」からのキンメをとんと見かけなくなった。
キンメだけでなく日本の漁獲量はピーク時の1/3を切り、
先行きが見通せない状況が続く。
そういえば快調だった横浜市金沢区小柴漁港も
4月あたりからパッとしなくなって来た。
捕れる量が少なくなれば、
このキンメだけでなく魚価が高騰する。
結果、おいしい魚を食べるきっかけが少なくなる、
あるいは食卓の上に乗りにくくなる。
とにかく心配事の尽きない日本の水産業ではあります。