魚市場ブログ
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瀬戸内海・牡蛎異変
2025年12月02日
大変なことが起きてます! 原因は不明の様ですが どうやら酸欠の可能性が大の様子 横浜市場の牡蛎専門店の仲卸・日本石花(もっぱら国外に出荷してる) 代表の河井さん曰く、 日本産の牡蛎の国際的な評価はこのところ随分悪化をしているそう。 今朝も店頭にあったのはサロマ湖産 そして仲卸・坪倉水産にあったのもサロマ湖産でした。
歳末に突入!
2025年12月01日
いよいよ年末 仲卸・各店の店頭には歳末商材が並び始めました。 しかし『いくら』は馬鹿高い! 度を越してますね。 そしてこの子も、田作りです。 写真のこれは山口県産 数の子は例年並み 個人的には 「塩いくら」は正月の必需品何で困ってますね。 ㎏3万円台は異常すぎますです、ハイ!
捌きの達人
2025年11月30日
仲卸・森滝さんでは毎日相当数の魚を捌いています。 お客さんが仕入れた魚を要望に従い、 様々なスタイル(内臓除去、頭とり、ウロコ落とし、3枚卸などなど) で次々におろしていきます。 傍で眺めていますとその鮮やかさにについ見入ってしまいます 時にはそうかこうやって捌くのね!と 大いに勉強にもなります。 御覧の動画は石川県。・七尾からの鰆を捌いているシーン この位の大きさになると 仕入れた方が自分のお店で捌くにはちょいとですよね。 MVI_0251 じっくり眺めていると 鰺だとかのポピュラーなそれとは、少々異なるシーンも その辺も眺めてみてください。 それにしても脂が乗っていて旨そう!
オン・エア情報&初物
2025年11月29日
本日 16:00~ tv東京 カズレーザーの番組で「市場の学校」放送されます! 今朝の初物登場! 香川県からやって来たこの貝 ミヤコボラガイ 関西圏では比較的ポピュラーな貝 御覧の様に貝殻は厚く硬く、割れにくい。 だが身は取り出しやすい。 クセのない味わいであるけれども、やや個性に欠け、旨みもそんなに強くない。 反面万人向きの味。 熱を通しても硬くならない、産地では原則的には生では食べない。
中間発表会
2025年11月28日
高校生たちに ① 今の日本の社会問題を見つけてもらい ② どうしたらそれを解決できる?を考えてもらい ③そのための自分たちなりの実践をしてもらう ③ そのために自分なりの実践をしてもらう 一昨年からこの一環で 横浜中央卸売市場を高校生たちに活用してもらってます。 今期は5校・60名の生徒が参加してくれてます。 1年半に及ぶ彼らの様々な視点からの発表会です。 12月6日、13:00~14:30 市場内の水産棟5階の会議室で開催を致します。 時間のある方は是非聞きに来てください。
🐟 2025年 「魚ニュース年間総まとめ」
2025年11月27日
2025年も残りわずか。横浜の海・漁港・市場・水産企業は、今年も非常に活発に動いていました。とくに今年は 「地元の海産物の価値向上」「市場の一般開放の強化」「魚食文化の再評価」「未利用魚の活用」 が顕著に進んだ一年 横浜は全国的に見ても珍しい、市場 × 漁港 × 流通企業 × 加工 × 飲食 × 観光がすべて揃った総合水産都市。 そのため、1つのニュースが市内のさまざまな業界に連動していく特徴があります。ここでは 2025年1月から現在までの時系列” に沿って、横浜市の魚ニュースを深掘りしながら総まとめします。 金沢区「ぶんこのこんぶ」収穫開始 地元海藻ブランドが横浜の冬の味覚”に定着 横浜…
鮭児
2025年11月27日
知床からやって来ました! 鮭児です! 年齢・成熟度 漁獲されるのは主に2〜3年魚で生殖機能が未発達な若い鮭です。 漁獲地 主に北海道の知床、羅臼などオホーツク海側で捕獲されます。 魚体 魚体が青みがかった流線型で、小ぶりでずんぐりしています。 脂肪 通常の銀毛鮭が15%程度であるのに対し、 鮭児は20〜30%と非常に高い脂肪率を誇ります。 希少性 1万本に1〜2本の割合でしか獲れないとされ、非常に希少です。 味わい 臭みが少なく口の中でとろけるような食感と濃厚な旨味が特徴です。 マグロの大トロに例えられることもあります。
新聞紙有効利用と緑の紙
2025年11月26日
仲卸・北丑さんの店頭 山口県からのダルマイカさんです。 実は写真を撮る際 上にかぶせてある新聞紙、プラ板を外してパシャ なんで新聞紙? 裸のまま置いておくと、結露した水分で色が抜けてしまうのとか、 結露防止に新聞紙が一役かってるてことです。 あと、鮪屋さんがもっぱら使っている 緑色の紙、業界用語で「グリーンパーチ」 鮮度保持 魚から出る血やドリップ(体液)を適度に吸収し、 身の乾燥を防ぎながら鮮度を保ちます。 清潔感の演出 ドリップの赤色が目立たないように、あえて補色である緑色が採用されています。 これにより、衛生的な印象を与えます。 耐水・耐湿性 水に濡れても破れにくい丈夫な特殊加工が施さ…
平塚の鰺
2025年11月25日
横浜市中区吉田町にある 天婦羅屋さんの老舗である登良屋さん 主は毎日市場に買い出しに来てくれます。 今朝も仲卸・森滝さんで見かけました。 何を選んでいるのかと思いきや 平塚・日海丸さんが獲って来た 朝どれの大きめの鰺5匹を籠の中に入れてました。 このところ平塚からの鰺はシラスを食べているらしく 身にシラスの味が沁みこんで 御機嫌な旨さだとか! どうですか皆さん、ここはひとつ御指名でお買い上げのほどを。
(笊貝・ザルガイ?)
2025年11月25日
仲卸を回っている時、見慣れない二枚貝が並んでいて、思わず足が止まりました。殻の表面に細かい網目のような模様があり、何だろう?と思って仲卸さんに聞いてみると、愛知県産のザル貝だと教えてくれました。 横浜の市場では本当に珍しく、私自身もほとんど見たことがありません。調べてみると、ザル貝は主に愛知県の三河湾や伊勢湾で獲れる貝で、関東へはあまり流れてこないようです。だからこのタイミングで見られたのはレアでした。 名前の由来も面白くて、「ザル貝」という名前は殻の表面が“ざる(竹ざる)の編み目に似ていることからそう呼ばれるようになったと言われています。実際に見ると、細かい格子状の模様が入っていて、確かにざ…


