魚市場ブログ
魚市場ブログ一覧
サンマのアニサキス
2025年11月24日
当市場でのサンマのアニサキス検査が 市場内にある食品衛生検査所で実施をされました。 期間は9月と10月の2ヶ月間、検体は各月5匹づつ 結果 〇 9月は5尾中3尾から 11匹(内臓7、筋肉4) 〇 10月は5尾中3尾から 3匹 (内臓2 筋肉1) シーズンは終わりに近づいてますが 岩手・大船渡ではまだ活況の様です。 刺身で食べたいときは マイナス20℃で24時間の冷凍保存してからどうぞ。
初めて見ました!
2025年11月23日
仲卸・丸勇さんで発見しました! 愛知から来ていたトリガイに似たこの貝 笊貝というのだそうです。 漁獲量は少なく おそらくこれも愛知県幡豆郡一色町で エビを対象とする底引き網にかかったのかと。 主に食べるのは足の部分で形はトリガイと同じ、 色合いがオレンジ色なのが違っている点。 これを開いて湯引きする、 身の色は黄色くところどころオレンジが浮かぶが茹でるといっそう鮮やかになる。 生でもいいのであるが茹でると甘みが増す。 味わいは甘みがあり、歯ごたえがほどよく、貝のなかではもっとも美味なもの。 ここ10年以上見たことのない貝でした 次はいつ見られるのかしら。
まだ獲れてる
2025年11月22日
北海道から東北に漁が移った今年のサンマ 今朝も岩手の大船渡から来てました。 価格の方も、かなりリーズナブル ググってみたら 2024年は10月末時点で4,463トン、 11月末時点では7,136トンと2019年以降の最高を記録しました。 今年は 10月末までの水揚げ量は5,762トンとなり、2021年以降最高 11月もこうして獲れてますからほぼ記録更新間違いなし。 でも東北ではここ大船渡が漁の大半を占めているようです。 スルメイカも豊漁で小型船は2回の増枠を超え休漁中ですが 今朝も青森の定置網に入ってのが入荷をしていました。 自然というものは全く予測不能でございます。  …
いよいよ本番!
2025年11月21日
今朝の鮪のセリ場です。 一番奥に置かれている塩竃48㎏が やたら小さく見えますね それもそのはず手間から2番目は188.1㎏ しかも3本は青森・大間、延縄の鮪 いよいよ歳末恒例の大間 そして豊洲・年始の初ぜり!
超ビッグ
2025年11月16日
仲卸・三栄 もっぱら飲食店に魚を卸す仲卸さんです。 昨日はこの店の店頭で 御覧の超巨大なキスに遭遇 横須賀から入荷でございました。 私の知る限り、いままでで一番大きいサイズだと思います。 多分この魚の最大値だと思いますね。 近年大幅にその漁獲を減らしていて 今や高級魚となっています。 旬としては春から夏といわれております。
松川カレイの裏面をチェック!
2025年11月15日
今日紹介するのは、鰈の王様と言われている「松川カレイ(ナメタガレイ)を紹介します。 松川カレイという名前は正式名称ではなく、標準和名はナメタガレイです。でも市場では昔から「松川」の呼び名がしっくりきていて、今ではブランドのように完全に定着しています。松川と呼ばれるようになった理由はいくつかあるのですが、一番確実なのは地名から来ているという説。福島県相馬市には「松川浦」という漁業が盛んな場所があり、ここで良いナメタガレイが多く水揚げされていたことから、「松川のカレイ → 松川カレイ」と呼ばれるようになったと言われています。 もうひとつ、松川カレイは身が白くきれいなので、松に積もった雪のような白さ…
持続可能な卸売市場
2025年11月14日
中央、地方にかかわらず 卸売市場の役割、使命はほんとに重要だとしみじみ思う。 このシマに50数年いて 日本の様々な移り変わりを眺めてきたが 市場のやるべき本質は当初から何も変わっていないと思う。 しかしながらその変遷の中で 市場関係者は昨今本来の役割を少し見失っているように思える。 昨日は豊洲市場で 『持続可能な卸売市場』をテーマに話し合いがもたれたが しみじみ思うことは 市場存在の本質、やるべきことを 少なくとも以下の組織が共有してないと持続可能には赤信号がともると思う。 なぜなら今や市場内の個別企業の努力、力ではいかんともしがたいから。 ※ 農林省、 ※ 委託監督官庁の地方自治体(時に県)…
宮城県塩釜の天然本マグロ157kg!
2025年11月13日
今日は市場でとても立派な天然本マグロが入荷宮城県塩釜157キロ。近くで見ると迫力がすごくて、やっぱり天然ものは存在感が違います。 ちょうど今日は、ご夫婦でアメリカから観光で来てくれた市場ツアーのお客様もいて、巨大なマグロを目の前にしてとても喜んでいました。「This is amazing!」「So big!」とずっと写真を撮りながら興奮気味。市場ならではの体験を楽しんでいただけて嬉しかったです。 塩釜のマグロは品質の良さで有名! ツアー参加者の方も「I’ve never seen a tuna like this in my life!」と言っていて、まさに市場ならではのサプライズ。写真や動画…
「カゴカキダイ」
2025年11月13日
カゴカキダイってご存じですか?黄色と黒の縞模様で、まるで水族館の熱帯魚みたいな魚です。最初に見たとき、正直「鑑賞用かな?」って思ってしまいました。 ところが、仲卸さんに「これ、脂があって旨いよ」と教えてもらってびっくり。見た目が派手だから観賞魚のイメージしかなかったんですが、実はしっかり脂がのった白身魚なんです。 名前は「カゴカキダイ(篭掻鯛)」体の黒い縞模様が、昔の竹かごを編むときの線の模様に似ていることからこう呼ばれるようになったと言われています。たしかに、よく見ると縞が規則正しくて、竹細工の線のようにも見えます。 スズメダイの仲間なので体は小ぶりなんですが、身はしっとりとしていてクセがな…


