魚市場ブログ

魚市場ブログ一覧

ヤマブキハタ?

2025年07月03日
今日紹介する魚は「ヤマブキハタ」。 市場で仲卸さんに「これ、ヤマブキハタって知ってる?」と聞かれて、まったく聞いたことがない魚だったので、その場では「へえ〜」なんて言いながらごまかしてしまいました。でも、名前の響きも気になるし、何よりその見た目にびっくり。全体が山吹色というよりも、まるで黄金色のような鮮やかな体色。模様もなくて、シンプルで美しい魚だなと思いました。 あとで調べてみたところ、ヤマブキハタは沖縄や小笠原諸島、伊豆諸島などの暖かい海に生息するハタの仲間で、ハタ科の中でも比較的珍しい種類。そんな南の魚かと思いきや、今日見たものはまさかの「静岡産」。これはちょっと驚きました。こんな魚が静…

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横浜市場×インバウンドツアー

2025年07月03日
今日は、インバウンドツアーを始めてもうすぐ2年ということで、現在のツアーの様子を紹介したいと思います。 今では朝の横浜市中央卸売市場に、外国のお客様が訪れるのもすっかり日常の風景になりました。JTBを通して、デンマークの旅行会社「we torabel」や、東京の「80days Japan」などからの依頼が増え、ヨーロッパやアジアを中心に、さまざまな国からゲストが訪れています。   ツアーは朝5時に集合。「Good morning!」と挨拶しながら到着したゲストと一緒に、まずは競り場を見学します。ずらりと並ぶ魚の間を歩きながら、プロの仲卸の方々が真剣に魚を見極めている姿を間近に見られま…

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屈指の・・・・

2025年07月01日
神津島から入荷をしたこの魚 左上の魚の尻あたりから白いものがちょいと見えます これ脂、ってことは体形から推し量ってもバッチリの脂の乗り 旬はまさに今、所から初秋 見た目とはうらはらで鱗はあまり硬くなく取りやすい 皮はしっかりしていて骨はあまり硬くはない。 透明感のある白身で血合いが非常に美しく 熱を通しても強く縮まないで軟らかく、あらなどから実にいいだしが出る。 難点は屈指の高級魚! アオダイさん。

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熊本のマテ貝、そろそろ食べ納め

2025年06月30日
今日紹介するのは、熊本県産のマテ貝! 干潟で春から初夏にかけて姿を見せる、ちょっと不思議な貝マテ貝!見た目は細長くて、市場で見かけたとき、思わず手に取ってしまう存在感があります。実はこのマテ貝、熊本では塩をふると飛び出してくる貝としても知られていて、潮干狩りの人気者でもあるんです。 マテ貝は、干潟や砂地にまっすぐ縦に潜って生活していて、潮が引くと砂の表面にポツンと小さな穴があきます。そこに塩をひとふりすると、 驚いてにょきっと顔を出す。その瞬間を狙って素早く手でつかむという、捕り方が地元では昔から親しまれています。 そんなマテ貝の旬は、熊本では春から初夏、だいたい3月から6月ごろまでがメインと…

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プライドフイッシュ

2025年06月30日
プライドフィッシュとは、 全国漁業協同組合連合会(全漁連)が中心となり、 各都道府県の漁業協同組合連合会(漁連)、漁業協同組合(漁協)が選定した、 漁師が自信をもって推奨する魚介類のことです。 各都道府県で旬を迎える魚介類を選定し、 消費者へ「本当においしい魚」を伝えることを目的としています。 さて神奈川県の夏はといえば 横須賀・佐島の 西の明石、東の佐島と称されるほど有名なブランド蛸です。 佐島のタコは磯根に恵まれた環境で育ち、 豊富な餌を食べて成長するため、 身が引き締まり、噛むほどに甘みが増すのが特徴です。

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おっ、新物!????

2025年06月29日
その昔は、この魚、夏が旬! そんな時代もあったとか。 昨日某仲卸の店頭にその夏姿を発見! いや、それはないでしょ!と 担当の方にヒヤリングしてみたら 台湾産の解凍物さそうで、 で一尾いくらくらい? と尋ねたところ、かなりリーズナブルな価格がかえってきました。 そこそこサイズだったので、脂はありそう、 台湾、韓国、そして中国も公海上で獲っていることが 不漁の一因って説もございます、 さて今年はどうでしょうね、 今は旬であるはずの秋から、冬に移しつつある魚になりました。

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カナダと言えばやっぱりロブスター!今朝、市場に到着!

2025年06月28日
今日はカナダ産のロブスターを紹介します。 今朝の市場には、カナダから届いた立派なロブスターが入荷していました。大きなハサミに分厚い殻、見るからに身がぎゅっと詰まっていそうで、思わずじっと見入ってしまいました。 気になって調べてみたところ、カナダのロブスター漁が盛んなのは、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワード島といった大西洋沿岸の地域、中でもノバスコシア州は特に漁獲量が多く、カナダ全体のロブスターの約半分がここで水揚げされているそうです。 これらの地域で獲れたロブスターは、アメリカをはじめ、ベルギー、フランス、イギリス、中国、日本、韓国などに輸出されていて、世界中のレスト…

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かつては・・・・

2025年06月28日
困ったこと、おいしい魚の高騰! 今朝も天草から特大、身のぶ厚いマナガツオが入荷してましたが お値段の方は、それはそれは・・・の価格 かつてはかなり庶民的な魚だったはず、 ハゼ、のどぐろ(アカムツ)、メヌケ類などもその類になるのかな。 マナガツオの盛期は5月~7月、とりわけ6月。 内湾の浅場で産卵後、成魚は秋口に沖合に戻る。 「西にサケなし、東にマナガツオなし」といわれるくらい 東日本での漁獲は少ない、横浜市場でも高知などからが多いかな。 初夏を代表する上品な白身魚。

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境港の本マグロ × NZ産天然インドマグロ

2025年06月27日
昨日のマグロ低温売り場に、2つの旬マグロが並んでいました。 ひとつは、鳥取県・境港から届いた天然の本マグロもうひとつは、ニュージーランドから空輸された天然のインドマグロ どちらも「いまが旬」のタイミング。今日はこの2種類のマグロの紹介!! 境港の天然本マグロ クロマグロの漁場として知られる鳥取県・境港では、例年6月から8月にかけて本マグロの水揚げがピークを迎えます。 今年は5月中旬には初水揚げがあり、すでに市場でも見かける機会が増えてきました。 この時期の天然本マグロは、身がキュッと締まりながらも、程よい脂がのっており、刺身や炙りにすると絶品。 特に、あっさりした味を好む方には、夏場の本マグロ…

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メイチダイ

2025年06月27日
今朝はこの魚を紹介します。 メイチダイです。 浅い岩礁域にいるフエフキダイ科の魚。 相模湾などでは1980〜2000年代には珍しい魚だったのが、 近年(2020年以降)漁獲量が増えてきている。 夏から秋にかけ、白身魚が少なるなる中で たまさかこの時期が美味しく頂けるそんな高級食材でしょうか。 調理のおすすめは 焼いて切りつける焼霜造り あぶった皮の香ばしさ、その直下の身の脂分の豊かであること、 身のうま味の強さなどで刺身にはない味になる。 メイチダイの皮は厚みがあって強いので、あぶって切りつける方がいい。

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