魚市場ブログ

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北木島の牡蠣「喜多嬉かき」

2025年09月04日
市場で目を引いた「北木島 喜多嬉かき」。これは瀬戸内海に浮かぶ小さな島・北木島で、三代にわたって(勇和水産)が手掛けるブランド牡蠣!! 島には大きな川や生活排水がなく、清浄な海に豊富なプランクトンが育つその自然環境を活かして、ぷっくり旨みたっぷりの牡蠣が育つそうだ。 名前の「喜多嬉かき」は「喜びが多く、嬉しい牡蠣」食べた人に幸せを届けたい、という思いが込められているそうで、 英語では “Kitaki-kaki(Joy-bringing oysters)と呼ばれていて、すでに海外でも注目されているそうですよ!! 品質にも徹底してこだわっていて、水質検査や個体検査を続け、18年以上異常なし、さらに…

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問題児

2025年09月03日
お約束の平塚の朝どれの中に 問題児が混ざっていました。 冬場には低水温で活動が鈍るか、あるいは死滅していたが、 このところに温暖化で 冬場でも元気に泳ぎ回り、クロダイ同様 その時期の大切な資源である海苔を食べてしまう そんな厄介者になっています。 また鰭に毒も持つことから いわば害魚扱い、 そんな魚ですが、意外にも市場の目利きが これを狙ってセリ落としていました。 その店にお邪魔をすると、もう受け渡した後でその姿はなく 「誰に売ったのよ?」と聞くと、「秘密、教えな~い!」との答え 何やら特別の価値があるようでした、知りたいですねその価値を。  

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ツムブリ?

2025年09月01日
今朝市場で見かけた魚、ぱっと見はブリ、よく見ると体の側面に青いラインが入っていて、頭も小さめ。 調べてみたら「ツムブリ」という魚でした。名前にブリとついていますが、実はアジ科の仲間だそうです。 体はスリムで泳ぎが速く、暖かい海を回遊している魚で、大きいものは1メートルを超えるとか。成魚ではさらに体高が出て迫力があります。 幼魚は流木なんかにくっついて泳ぐ習性があるのも面白いですね!! 特徴を調べていて驚いたのは、アジ科なのに(ゼイゴ)がないこと。アジといえば体側に硬いトゲ状の鱗が並ぶイメージですが、ツムブリにはそれが見られません。代わりに体の側面に青い縦帯が走っていて、尾びれの付け根には小さな…

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市場の学校 商品開発チーム

2025年08月31日
出汁とり、とった後利用を含め 坂安さんで日高昆布を調達 お次は仲卸売り場で魚を調達いたしました そして市場の調理室に持ち込んで 地魚を使った「追っ駈けおでん」つくり タチウオで作ったつみれ 作業を中断して、嬉しい昼飯は・・・・ 市場の学校 商品開発チームによる試作品づくりの様子でした。

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バナメイ陸上養殖

2025年08月29日
エビの国内養殖は輸入量の1/10らしい、 資源確保の観点からも、国内の陸上養殖の計画が各地で始まっている 27日は筑波大学の名誉教授がシステム開発をした バナメイエビの養殖現場をつくばに訪ねた 周囲はこんな景色 130㎡のビニールハウスに径6mのプールが 稚魚を青森から買い付け、2ヶ月かけてこの大きさに これがそのシステム 26年夏には韓国の日本法人が三重の尾鷲に 年間600トンの生産量を誇る養殖場を稼働させるらしい。

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豊後水道のトビハタ

2025年08月28日
今朝見かけたこの魚、ハタ科であまり市場でもお目にかかれない高級魚「トビハタ」 産地は大分県と愛媛県の間に広がる豊後水道です。太平洋からの黒潮と、瀬戸内海からの栄養豊富な水がぶつかる強い潮で知られ、関アジ・関サバのブランドが生まれる海域として有名ですね。この環境で育った魚は、身がきゅっと締まり、香りもすっきりとしているのが特徴です。 旬は秋から初夏ごろ。地味めのこげ茶色の体で、模様がほとんど出ないのが印象的でした。横から見ると体高が高く、ハタの貫禄を感じさせながらも、どこか上品な姿をしていました。 残念ながら私はまだ食べたことがないのですが、話を聞くと「身の締まりが抜群で、切り口の透明感が違う」…

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トドのつまり

2025年08月26日
大阪湾から大量入荷の山 近づいてみるとボラでした ボラ、実は成長魚でして 幼魚をおぼこといひ、お次はえふな、2歳のものをいな、 3歳をすばしり 4歳以上をぼらと呼び、10歳以上をとどと呼びます。 「とどのつまり」結局は、最終的には、いきつくところは そんな意味でつかわれるこの言葉、実はここから来ているんですよ。 卵は御存知「カラスミ」になり、かなりの高値で取引がなされます。 汽水の汚れてところで悠々と泳いでいる姿を見ると とても食べる気にはなりませんが、 どっこい親の方も獲れる場所、時期、食べ方次第では 本鮪以上の極上に変身を致します。 固定観念をすてて、市場の目利き、通人に この魚を選んでみ…

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乱高下

2025年08月25日
超高値から一転! 嬉しい大幅下落となったさんまさんでしたが あれっ?少し値を戻しましたね。 今朝のセリ場もさんまだらけでございました。 仲卸各店も、さんまをここぞとばかりに店頭に 少し値を戻しましたが 型もよく、脂も申し分ない久々の当たり年の様相です、 個人的にはそんなに大きくなくてもいいから 食べごろが末端小売300円台ならばと思ってますけど。

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シーフードショー

2025年08月24日
東京ビッグサイトで8月20日~22日で開催された シーフードショー 今年は海外勢、 とりわけ中国のブースがかなり多いのにはびっくりしました。 東京都もこんな形で出店してましたよ。 もちろん縁の深いところも 魚の皮でこんな素敵な製品も高知のブースで発見 五島列島 愛知蒲郡 旧知の「まんてん」さん そして、新しき縁も紡げました 横浜市場からは仲・・日本石花 横浜中央市場としてはまたフーデックスに来年も出店しますが 国内をにらんだ戦略なら、 このイベントの方がヒットする可能性が高いように思われますね。

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アフリカ開発会議&その続き

2025年08月23日
8月20日~22日まで パシフィコ横浜で開催をされた アフリカ開発会議 横浜中央市場から仲卸「日本石花」が出店をしていました。 そして今朝は開発会議にも参加していたコートジボワールからおひとり 白石、佐藤、山本さんたちの ウーマンズフォーラムが立ち上げた、かの地での「すり身事業」 そこに研修に来た、一番の張り切り娘ナターシャが来場 めちゃ、研究熱心 好奇心旺盛 今日はNHK BS 御年92歳のフォーラム代表白石おばあちゃん(そう見えないパワフルウーマン)の 情熱大陸みたいな番組作りもかねておりました。 ナターシャの横浜市場研修感想を最後に収録して 一行は東京家政科大学へ向かいました。 &nbs…

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