魚市場ブログ
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【ウスメバル・クロメバル・カサゴ】似てるけど違う3種の個性を紹介
2025年06月17日
今日紹介するお魚は、ウスメバル、メバル、カサゴこの3種の魚は、すべてカサゴ目フサカサゴ科に属していて、魚の世界では親戚のような関係! ウスメバル 淡い赤〜黄色っぽい体の色をしていて、体はすらっと細め。目もやわらかい印象で、なんとなく優しそうな顔つきをしています。見た目はおとなしい感じですが、意外と群れで元気に泳ぎ回るタイプです。 クロメバル は名前の通り黒っぽくて、目がくりっと大きくて可愛い顔立ち。体つきは丸っこくて、見た目もどこか親しみやすい感じ。釣り人にも人気があって、白身はクセがなくて食べやすい魚です。 カサゴ 体は赤茶色っぽくて、黒っぽい点々模様があちこちに入っています。ヒレや頭にトゲ…
まるまる太った愛媛産のイサキ
2025年06月16日
今朝、市場でちょっと目を引く魚が並んでいました。1.6キロのイサキ、愛媛県産。イサキって、普段よく見かけるのはせいぜい500〜800gくらい。このサイズはかなり珍しくて、思わず立ち止まってしまいました。 見て、このまるまるした体つき。目の前にあった時点で「これは脂のりがすごそうだな」と直感でわかるくらい、ずっしりとした存在感でした。 調べてみると、イサキは成長が比較的ゆっくりな魚で、1キロを超えるまでには5〜6年以上かかるらしい1.6キロとなると、かなりの年数をかけて育った、いわばベテラン魚! 愛媛は瀬戸内海や宇和海など、イサキの漁場としても知られていて、特に初夏〜夏にかけては脂がのって美味し…
魚市場がやって来た!
2025年06月15日
スーパーに並ぶ魚の種類には限りがあるし、 また同じ種、例えば鯵でも、2ランク上の品やブランド物(関アジ、黄金鯵など)が 店のケースに並ぶことはあまり多くはありません。 より多様な味をスーパーに買い物に来る人に知ってもらう取り組みを 毎月第二の土曜日に某スーパーで 数軒の仲卸の有志が出向いて13:00~17:00迄販売をしています。 流石にこの値段では 買っていく人いないんじゃない???? 当初は店側の方々もそう思われていたかもしれません。 例えば昨日は 黄金鯵のお造り 2380円 エボダイ 1尾(開き)1380円 しかしながらやっていくうちに きちんと説明をしてお客さんが納得してくれれば、 確…
梅雨時
2025年06月14日
人間にとって「梅雨」の時期は必ずしも快適とは言えませんね、 しかし魚の中にはこの時期こそ旨い! あるいは旬を迎える一群が確実に存在をします。 ※ 梅雨下鯵 ※ 梅雨鰯 そしてこの魚も(愛媛・釣物) 日本では本州中部以南の沿岸に広く分布 初夏に旬を迎え、 脂がのった白身は刺身や塩焼き、煮つけなど様々な料理で楽しまれます。 特に産卵前の6~7月頃に獲れるものは ※「梅雨イサキ」と呼ばれ、美味として知られています。
魚の漢字クリアファイル、バージョンアップ!
2025年06月13日
今日は、新しく完成したクリアファイルをご紹介します。 以前のものは、魚の名前を漢字で大きく載せて、その横に説明文がついているだけのシンプルなデザインでした。 今回の新作は少しバージョンアップしています。 まず、魚の名前に英語表記が加わりました。外国の方にも親しみやすく、見て楽しめるデザインになっています。それに加えて、漢字の字体が以前より太くて見やすくなっているので、漢字を覚えやすいと思います。 そして注目ポイントは、ファイルの下に波の模様が加わったところ海の雰囲気が出て、全体の印象がぐっと引き締まっています。 この新作クリアファイルは、市場の開放日や各種イベントで配布される予定です。見かけた…
ごちそうと定番、どっちも奥が深い伊勢海老とマイワシ
2025年06月13日
今日紹介するのは、茨城県産の活伊勢海老と、鹿児島県産の鱗付きマイワシ。 どっちもよく聞く魚だけど、市場で実物を見ると、改めて「おっ」となるものがある。 まず目にとまったのが、茨城の活伊勢海老。伊勢海老っていうと三重とか千葉のイメージが強かったけど、茨城でも漁獲されていて、「常陸乃国いせ海老(ひたちのくにいせえび)」っていう名前でブランド化されています。 ブランドにはサイズの基準もあって、600g以上が「スタンダード」、1kg以上が「プレミアム」という区分。今回見たのは800gで、しっかりした見た目だった。調べてみると、茨城での伊勢海老漁は6月から9月に行われてる。ただちょっと気になったのが、「…
貴重な国産ギンダラ
2025年06月13日
この魚、 さて???? なんとギンダラ、しかも国産、日本産です。 滅多にお目にかかることがなくなりましたね。 銀鱈は名前には「タラ」が付いていますが、 実はタラの仲間ではありません、 アイナメやホッケに近いカサゴ目の魚です。 深海(300m~3000m)に生息し、主に太平洋沿岸やオホーツク海沿岸に生息 延縄やカゴ漁で漁獲されます。 1970年前後はアラスカ湾で国内の船が盛んにとっていたが、 規制がかかり、アメリカから輸入することにアメリカでも人気の高い食用魚なんです。 現在はアラスカ、カナダなどでは養殖されるようになって、 刺身用の魚というイメージが浸透し始めています。 市場で見かけるのは、 …
白星フエフキとキス
2025年06月12日
市場で見つけたこの魚、見た瞬間「おっ、白星フエフキじゃん!」って思ったんだけど、ラベルに書いてあったのはまさかの… あゆみ・・・ いや、魚の名前そこじゃないでしょ(笑)って思わずツッコミたくなるけど、これ多分、釣った人の名前か、船の名前だよね?(笑) ちなみにこの白星フエフキ、奄美・龍郷町産で「沖〆血抜き」済み。つまりプロの仕事が光る一尾✨見た目はワイルドだけど、クセのない白身で刺身も焼きも最高にうまいやつです。 名前に惑わされずに、しっかり魚を見ましょうって話でした(笑) 白星フエフキにニヤッとしてたら、すぐ隣にスッと細長い魚。 おぉ、今度は熊本県産の立派なキス!!シュッとした体に透き通るよ…
2025年06月11日
相模湾から 結構いいサイズのアラが届きました。 生息域 本州以南のやや深場にいる魚で、1m以上になる大型魚 日本海での漁獲量が多い。 漁方 釣り、底曵網 主様な産地 秋田県、新潟県、長崎県、鹿児島県 旬 秋から冬 魚のランク 超高級魚で味も抜群にいい。 クエと比べると大型が少ないために認知度が低い 当然ながら大きい魚ほど味はいい。
今年もチップ(ヒメマス)入荷
2025年06月10日
今年も北海道・支笏湖から「チップ(ヒメマス)」が横浜の市場に入荷していました。 支笏湖チップ!ベニザケの仲間でありながら、海に下らず支笏湖の冷たく透明な水の中だけで育つ特別な存在です。その美しい銀色の魚体、上品であっさりとした味わいです。 地元・支笏湖では刺身で楽しむことも多く、クセがなく脂がのったとろけるような食感が人気です。ただし、生食できるのは現地で水揚げ後すぐに処理されたものや、衛生管理が徹底された“生食用”に限られます。 市場に並んでいるものでも、基本的には加熱調理がおすすめ。焼くと皮目が香ばしく、身はふっくらジューシー。フライやムニエルにしても美味しくいただけます。