魚市場ブログ
旬の魚
平塚・麦イカ
2025年05月16日
今朝も5:30頃、平塚から「朝どれ」が 昨日に比べると量的にはかなり少ないですが 今日はこの魚が スルメイカの幼魚、20cm以下を『麦イカ』と呼んでいます。 初夏、麦の穂が実る時期に多く漁獲されることから、こう呼ばれています。 特に相模湾や駿河湾などで多く見られます。 身は柔らかく、 刺身や煮付け、天ぷらなど、様々な料理に利用できます。 スルメイカの生涯は約1年 春から夏にかけて東シナ海などを産卵場として、 対馬暖流や黒潮に乗って北上します。 秋になると産卵のために南下し、産卵後にはその一生を終えます。
桜鯛
2025年05月09日
このところセリ場では日本各地からの鯛をよく見かけます、 今朝も綺麗で立派な鯛が銚子から入荷をしていました。 そして、この時期の真鯛を「桜鯛 」と呼びます。 ※ 注釈 春の風物詩のひとつである桜鯛は、 3月~6月頃に水揚げされた真鯛のことです。 夏に産卵期を迎える真鯛はこの時期になると体の色が赤色からピンク色に変わります。 オスは顔のまわりに白い斑点が現れるのが特徴。 桜に似た淡い色や、 斑点模様が桜の花びらのように見えることから桜鯛と呼ばれています。 産卵前ですので脂が程よく乗っていていますよ。 カタカナのサクラダイは別の魚ですのであしからず。
追っ駈け!
2025年05月07日
横浜中央市場には他市場にない『追っ駈け』というセリが存在をします。 もっぱら平塚、大磯の湘南の海からですが、 それぞれ沖合の定置網に入った魚を24:00~3:00位に捕りに行き、 漁港に戻って選別そして出荷という手順ですね。 通常の鮮魚のセリは4:30~ですので、それ以降に来るいわゆる「朝どれ」を 「追っ駈け」と呼んでいます。 この時期は鎌倉や逗子のアオリイカも入荷をしてきます。 今朝はそこそこの漁があったらしく、 おそらく選別、仕分けに手間取ったのか6:30に入荷をしていました。 鯵、鯖、カマスなどに混じって麦イカも 早速セリにかけられました。
春の味覚の春ブリを堪能しよう!
2024年02月27日
何度か紹介していますが、今年も皆さんに紹介するのは、春になると私の食卓にも欠かせない「春ブリ」です!! ブリと言えば、多くの人が冬の寒い時期に最も美味しくなる魚として知っているかもしれませんが、実は春になってもその美味しさはまだまだ健在なんですよ!!春ブリとは、その名の通り春に捕れるブリのことを指します。ブリは季節によって様々な名前で呼ばれることで知られていますが、春になると脂が乗った状態のブリが水揚げされ、「春ブリ」として特に価値を持ちます。冬の間に蓄えられた脂がまだ残っており、水温が徐々に温かくなる春先には、その脂の乗り具合が絶妙なんです。 春ブリの最大の魅力は、やはりその味わい深さにあり…