魚市場ブログ

魚市場ブログ一覧

真鱈のほっぺ

2023年11月27日
希少な美味「真鱈ほっぺ」 北海道稚内は、新鮮な海の幸で知られる地域です。中でも、株式会社うろこ市から「真鱈ほっぺ」が入荷していました~名前のまんまですが紹介します! 真鱈ほっぺとは? 真鱈ほっぺは、鱈のほっぺた部分を指し、1尾の鱈からはたった2枚しか取れない非常に貴重な部位です。この部位の特徴は、その希少性だけでなく、独特の食感と味わいにあります。5kg以上の大きなタラからのみ採れるため、商品としての価値が高くなっています。 市場における希少性 タラの漁獲量が少ない年には、市場への入荷も極めて限られます。これは、真鱈ほっぺが極めて希少であることを示しており、手に入れた際の満足感はひとしおです。…

続きを読む

市場まつり

2023年11月24日
2023年11月19日、横浜市中央卸売市場本場は、約4年ぶりに「横浜市場まつり」を開催しました。 このイベントは、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていたため、再開にあたり特別な意味を持っていました。 当日は、約4万人の来場者で賑わい、市場の普段見ることのできない魅力が満載でした。マグロ、カニ、キャベツ、大根、和牛、乾物など、新鮮で質の高い食材が格安で販売され、それを求める長い列ができました。 また、炭火焼きのサンマなどを提供する屋台も大人気。来場者は美味しい食べ物を楽しみながら、楽しい時間を過ごしていました。 ステージでは、歌やソーラン節などのパフォーマンスが披露され、私自身もステ…

続きを読む

鮭塚供養の日

2023年11月13日
一昨日、11月11日は、日本の伝統と文化が深く結びついた特別な日である鮭の日でした。この日は、昭和3年から続く当時は戸塚区名瀬町に妙法寺で行っていた鮭供養の日です。このブログでは、この伝統の起源、文化的意味合い、神聖な場所、そして現代の意義について掘り下げてみましょう。 ・鮭の日の起源 鮭の日の起源は、鮭がかつて日本の重要な商品であったことにあります。横浜市中央卸売市場の水産部の関係者が毎年この日に磯子区にあります金蔵院を訪れ、鮭に対する感謝と敬意を表して供養を行う伝統が、今も続いています。 ・文化的意味合い 「塚」という言葉には「墓」の意味が含まれており、日本全国には水産物を供養する約100…

続きを読む

ズワイガニの解禁

2023年11月10日
冬が訪れると、日本海は特別な季節を迎えます。11月6日には、待ちに待った松葉ガニ(ズワイガニの雄)の漁が解禁となり、 海からの贈り物が山陰地方をはじめとする各地で水揚げされます。地域ごとにその名を変え、福井県の「越前ガニ」、石川県の「加能ガニ」としても知られるこのカニは、その場所ごとの誇りとして異なる名前で呼ばれています。 この地域特有の名前の背後には、各漁場が独自のブランドを作り出し、色とりどりのタグを用いることで、自分たちの産品を際立たせようとする努力があります。それはまさに、地域の漁師たちが自信を持って漁に励んでいる証拠です。 例えば、鳥取県で獲れる「とっとり松葉がに」は、赤字で名前が記…

続きを読む

サンマの回復傾向 – 2023年の水揚げで希望が見える

2023年11月09日
今年のサンマの漁獲量に一筋の光が見え始めています。全国さんま棒受納漁業協同組合による最新の報告によると、2023年のサンマ漁は、過去5年間で最も低かった数値からの回復を示しています。 10月末時点での水揚げ量は、1万5471トンと前年比40%増加し、過去最低だった2022年の最終漁獲量と比べても、すでにその数を上回っています。これは、サンマ資源の回復への強い希望です!! ※イメージイラスト 漁業情報サービスセンターが運営する「おさかなひろば」によると、11月初旬にはさらに3023トンの水揚げがあり、これにより2021年の漁期最終記録をも超えました。5年連続の最低記録更新からの脱却を意味し、サン…

続きを読む

茨城の海から現れた逆さヒラメの不思議!

2023年11月07日
ブログタイトル: 茨城の海から現れた逆さヒラメの不思議! 茨城県の鹿島沖で、通常、ヒラメは左向きですが、なんと右向きのヒラメが釣り上げられたニュースが! 体長56センチという立派なサイズのこのヒラメは、釣り上げた後、生け締めする際にその特異な向きで気づいたそうです。 通常とは異なる包丁の入れ方に戸惑い、何度も向きを変えてみたそですよ(笑) 通称は「左ヒラメに右カレイ」と言われる通り、ヒラメとカレイは左右に顔が向いていることで見分けられることが多いのですが、今回のヒラメはその常識を覆す存在。専門家も「非常に珍しい」と言及し、その背後には遺伝子の謎が隠されているかもしれませんね!! 最初は地元の水…

続きを読む

来場者2万人超える!

2023年11月06日
先日の土曜日は、横浜の海沿いである山内埠頭が華やかに賑わいました。その理由は、「さかな文化祭2023」の開催でした。例年、みなとみらい21地区で楽しまれていたこの祭典が、今年は新たな息吹を受け、市場の隣接地で初開催されました。 記録的な来場者数となる2万人を超える海の恵みのファンたちが、このイベントに集結しました。横浜市中央卸売市場が主催するブースでは、市場の顔ぶれである9つの事業者が出店し、その日の新鮮な海の幸を始め、普段は手に入りにくい特別な海鮮料理や直送の野菜・果物を提供して、訪れた人々の舌を魅了しました。 特に注目を集めたのがタッチプールです。ここでは、市場で実際に扱われている魚に直接…

続きを読む

海と魚のSDGsを体感しよう!明日はさかな文化祭!

2023年11月03日
こんにちは!いよいよ明日は毎年大人気のさかな文化祭が開催されます!今年のキャッチフレーズは「ちゃんと海をたべよう。海と魚のSDGs」。私たちが大切にするのは、日本の伝統的な「旬のモノ地のモノを食べる文化」。これが資源保護や環境負荷軽減にも繋がると信じています。 では、イベントの詳細をご紹介しましょう。 全国おさかなマーケット 各地の水産品のPRや販売が行われます。地元の新鮮な魚介類を手に入れるチャンスです! . 全国おさかなフードコート おいしい魚料理が一堂に会します!魚の美味しさを存分に楽しんでください。 たべるさかなのタッチプール 実際の市場で取り扱われる魚を直接触れる体験ができます。お子…

続きを読む

北海道の本ししゃもの魅力

2023年10月27日
今年もこの時期が来ました。秋の深まりと共に、北海道では貴重な魚「本ししゃも」の漁期が始まりました!! 10月から11月中旬という短い期間でしか獲れないこの魚は、まさに北海道の特産品と言えるでしょう。 「本ししゃも」は、北海道の太平洋岸に存在する限られた川にしか遡上しない稀少な種で、世界的にも非常に珍しいとされています。 市場に出回るししゃものほとんどは、「樺太ししゃも」や「カラフトシシャモ」と呼ばれる海外産のもので、北海道産の本ししゃもはその中のわずかな割合しか占めていません。 本ししゃもはサケ科の魚で、産卵のために川を遡上してきます。その姿はワカサギにも少し似ていますしが、味は全く異なります…

続きを読む

インバウンド向けの市場ツアーのプロモーション動画撮影

2023年10月20日
昨日は市場で行われたインバウンド市場ツアーのプロモーション動画の撮影日でした。 10月から始まったこのツアーは、観光客が市場の魅力を存分に楽しむことができるように企画されたもので、 予約サイトにアップされる動画の撮影も兼ねて行われました。 当日、市場には外国タレントさんが集まりました。韓国、中国、そして欧米から男女6名、市場ツアーに興味を持ち撮影協力してくれました。私は英語が苦手なため、コミュニケーションの手段としてポケトークを持参しました。しかし、驚いたことに彼らの日本語がとても流暢で、コミュニケーションに困ることなく撮影を進めることができましね(笑) ツアーの内容は非常に充実していて、市場…

続きを読む

Page Top
language