魚市場ブログ
魚市場ブログ一覧
イボダイ(エボダイ)
2025年06月10日
御立派なエボダイが 静岡県からやって来ました。 実は本名はイボダイ でもその名前で呼ばれることは少なく、 関東では「エボダイ」 関西では「シズ」とか「ボウゼ」と呼ばれます。 高知県では「バカ」と呼ばれる事もある魚です。 生息域 幼魚は表層性でクラゲの傘の下で成魚は大陸棚上の低層に生息しています。 成長 産卵期は春〜夏で 1歳で約14センチ、2歳で17センチ、3歳で19センチ前後、4歳で20センチほどになる。 調理 鮮魚は塩焼き、煮つけなどにするが、 この位のサイズなら刺身もいけますね。 類似魚 以前は『シズ』と呼ばれる干物が出回ってましたが、 その原料は※バターフィッシュ バターフィッシュは、…
今朝の主役は…179キロ!島根の天然本マグロ
2025年06月09日
今朝、ズドンと市場に入荷したこのマグロ!! 179キロの超大物!島根県産 天然本マグロ(釣り物)です。 ラベルには「釣り」の文字。一本釣りで一尾ずつ丁寧に仕留められた、まさに極上のマグロ! このサイズになると、身の厚みも迫力も別格。赤身には深みのある色ツヤがあり、脂ものりすぎず、ちょうどいい この時期、日本海側の隠岐沖や浜田沖では、まさに旬のマグロが水揚げされるタイミング。今回の個体もその流れにのった一本で、仕入れ担当も思わずニヤリの仕入れでした。 刺身、丼、にぎり…どのスタイルでも主役を張れる存在感。まさに“今が食べどき”の天然本マグロです!!
大変身の食べ方
2025年06月09日
旨そうなこの鰻の蒲焼(長焼) 実は中国製なんですね、 絵っ!中国製、旨くないんじゃない? そう思われるかもしれませんが これがね一工夫するとすごくおいしく食べられるんですね。 実に簡単な作業なんですよ ※ 表面に着いいるあちらのタレを綺麗さっぱり流水で洗い流す。 ※ 半分に切り分けておく(1尾では多いし、焼きにくい) ※ 水分を切って、グリルかオーブントースターでさっと炙る ※ 最後は大概は別売、あるいは付帯している山椒付きのタレをかければ 驚くべき大変身をしてくれます、 国産に比べればそれはそれですが、 この大きさでリーズナブルな価格ですから、 だまされたと思って是非一度購入して、この調理法…
ヨコスジフエダイ
2025年06月07日
市場で「ヨコスジフエダイ」という魚を見かけました。 名前のとおり、この魚の体には横向きの黒い線(筋)が何本か入っています。 「ヨコスジ」という名前は、ここから来てるんですね。さらに体の真ん中あたりには、**黒い斑点(ポチッとした点)**もあって、それが見分けるポイントにもなるそうです。 この魚は、もともとは暖かい海に住んでいる種類で、沖縄や九州などでよく獲れていた魚。でも最近は、相模湾など関東でも見かけるようになってきたとのこと。どうやら、海水温が上がってきた影響もあるみたいです。 そして気になる味ですが、クセがなくて食べやすい白身魚とのこと。刺身にしてもいいし、塩焼きやムニエル、煮付けなんか…
ミズダコ
2025年06月07日
北海道からの水蛸です。 ミズダコ(水蛸)は、実は世界最大のタコであり、 北海道の日本海・オホーツク海地方で特に多く水揚げされます。 ミズダコは、身がやわらかく甘みがあるのが特徴で、 刺身やしゃぶしゃぶ、煮付けなど様々な料理に使われます。 旬は12月~1月頃ですが、1年中水揚げされます。 生態 一生に一度だけ産卵する。 寿命は2年〜3年とされるが。雄で4.5歳、雌で5年の記録がある。 北海道では11月〜12月に 雄が精莢(せいきょう)という精子の入ったカプセルを雌に受け渡し、 交接後翌年6月〜7月に死ぬ。 産卵は6〜7月、2週間かけて50000粒前後産み、孵化まで守る。 孵化後2ヶ月ほどで死ぬそ…
今朝の追っ駆け競り
2025年06月06日
今朝も平塚から、相模湾の魚がいろいろ届いていました。 アジやワカシ、イシダイなど、種類も豊富でにぎやかな中、自然と目にとまったのがヒラメ、真鯛、そしてメジナの3匹。どれもサイズが良くて印象に残ったので、「この大きさになるまでって、どれくらいかかるんだろう?」と思い、あとでちょっと調べてみました。 まずはヒラメ。見た目からしてかなりの良型で、重さは5.1kgありました。調べてみると、天然もののヒラメは成長が遅く、ここまで大きくなるには5〜7年ほどかかるそうです(水産庁や研究機関の成長データより)。厚みもあって、じっくり育ってきたのが伝わる一尾でした。 真鯛は5.9kg。体にハリがあり、体型もきれ…
天然海鞘(ほや)
2025年06月06日
これが天然の海鞘の形状です。 市場内で見かける奴とはまるで違いますよね。 漁ことです。 特に「南部潜り」と呼ばれる漁法で 水深10~20mの海底から手摘みで採集されるホヤは、 品質が高く、濃厚な味わいを持つと言われています。 味わい 濃厚な甘みと旨味があり、旬の時期は特に美味しい。 栄養 DHAやEPA、タウリン、グリコーゲンなどが含まれており、 心血管の健康や脳の機能をサポートする働きが期待できる。 調理法 生で刺身や酢のものとして食べられるほか、 塩辛やみそ漬け、燻製などにも加工されて食される。
期間限定 白利尻
2025年06月05日
利尻昆布を食べて育った スッキリしていて磯の香りが強い、大粒で、コクがある北紫雲丹 漁期は6月中頃から8月までと、 極々短い期間しか楽しめない利尻の雲丹であります。 単純構造のウニは、餌がそのまま可食部の味となりますから、 味は餌で大きく左右されます。 この地は敢えて言うまでもなく希少な国産昆布の主要な産地ですから 餌はもちろん利尻昆布が中心です。 その為非常に濃厚な味になるようですよ。 礼文・利尻島のウニ漁の解禁が6月から2〜3ヶ月の間なのでこの味わいはほんの僅かな期間。 漁期のスタートは 白利尻(キタムラサキウニ)→ 赤利尻(バフンウニ)→ そして白利尻と移り変わりながら、 美味しい利尻の…
稲取キンメ
2025年06月04日
下田・稲取・須崎といったキンメのブランド産地を持つ静岡県、 2000年代に3000トンあった静岡県全体の漁獲量だが 2024年には1157トンまで減ってしまったようだ。 稲取でも20年前は 1日で300㎏は釣れたが今はせいぜい20~30㎏と漁師さんは言う。 そうそう 横浜中央市場では「須崎」からのキンメをとんと見かけなくなった。 キンメだけでなく日本の漁獲量はピーク時の1/3を切り、 先行きが見通せない状況が続く。 そういえば快調だった横浜市金沢区小柴漁港も 4月あたりからパッとしなくなって来た。 捕れる量が少なくなれば、 このキンメだけでなく魚価が高騰する。 結果、おいしい魚を食べるきっかけ…
マリンエコラベル(MEL)
2025年06月03日
横浜の仲卸に 新規参入を果たした牡蛎専門店の「日本石花」 なかなかやり手でございます。 牡蛎の専門店ながらかなりの扱いをしていて、 国内はもとより海外にも半端なく展開をしています。 そんな中でのMEL取得の記事を見かけました MEL認証とは マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)は、 ※ 水産資源の持続的な利用、 ※ 環境や生態系の保全・管理に ※ 積極的かつ効果的に取り組んでいる日本の漁業や養殖業の生産者を認証しています。 また、 ※ その生産者からの水産物を加工・流通している事業者も認証しています。 そして記事のなかで河合社長が語ってました。 『我々が思っている以上に 欧米のユーザーは…