魚市場ブログ
お魚ニュース
超ビッグ
2025年11月16日
仲卸・三栄 もっぱら飲食店に魚を卸す仲卸さんです。 昨日はこの店の店頭で 御覧の超巨大なキスに遭遇 横須賀から入荷でございました。 私の知る限り、いままでで一番大きいサイズだと思います。 多分この魚の最大値だと思いますね。 近年大幅にその漁獲を減らしていて 今や高級魚となっています。 旬としては春から夏といわれております。
オレンジ色の憎い奴
2025年11月13日
『オレンジ色の憎い奴』が キャッチフレーズだった夕刊フジでしたが そんなコピーをつけるにふさわしい商材が このところ続々入荷をしてきてます。 今朝も 兵庫から 大阪湾から カラスミにするのは結構な手間暇がかかりますが それぞれのお店が、 それぞれの味づくりにこれから精を出すことでしょう。 そうそう今朝も平塚から朝どれが届いていましたが 日海丸さんだけ 川長さん、あくまでも噂ですが 漁具が壊れて漁ができないらしい 一刻も早く復帰をしてもらいたいものです。
マンボーの腸
2025年11月12日
人間という生き物はとにかく何でも食べますよね 水産関係でいえばおそらく日本人がいろいろ食べてるかも 何せ純粋に魚を生で食べるのは、 世界広しといえども日本人だけじゃないでしょうか。 さて仲卸・八丁平さんの店頭に並んでいたこれっ 牛のミノに似たコリコリとした食感で、 天ぷら、塩焼き、煮込み、和え物など、 さまざまな料理で食べられます。 一般的には下処理として下茹でをし、 酢味噌やポン酢で和えたり、 塩こしょうなどで焼いたりする食べ方がおすすめです。 こんな説明があるものですが そう、なんとこれはマンボーの腸なんでございます。
ハゼ入荷!
2025年11月11日
仲卸・三栄で発見!ハゼでございます。 宮城からだそうです。 世界で2,000種以上、 日本でも600種以上が確認されており、 海岸の浅瀬、河口、汽水域、淡水域など、さまざまな環境に適応している。 腹びれが吸盤のようになっていることが多く、 石や壁に貼りつくことができます。 落ちハゼ 秋から冬にかけて水温の低下とともに深場に移動した、 冬場の大型ハゼを指します。 この時期は、夏場のハゼとは異なり、 サイズが大きく(15cm超~20cm近く)、 脂がのって美味になるため、高級魚としても扱われます。 60年前位は十分に大きなマハゼが 市場の前を流れる帷子川でも、沢山釣れたものですが。
只今北上中
2025年11月10日
茨城県以南が生息域とされていた伊勢海老ですが 福島、宮城、岩手と順次を北上を続け、 近々、北海道にも進出を果たしそうな気配ですね。 ところでスルメイカの方も気になるところ 近年記録的な不漁が続いていて、 2000年に約30万トンだった漁獲量は、 24年度には1.8万トンと9割以上も減少しています。 しかしながら今年は黒潮大蛇行が終息をした影響なのか 一転して豊漁に転じ、11月5日 全体の漁獲枠を現在の2万5800トンから2万7600トンに引き上げるとともに、 停止命令が出ている小型イカ釣り船の枠については 4900トンから5757トンに引き上げる方針を示しました。 ところが 10月時点での小型…
風物詩到着
2025年11月08日
マツバガニ 初物です! そしてセコガニ 鳥取・島根・兵庫・京都・福井の日本海側で水揚げされた 「松葉ガニのメス」です。 水揚げされる産地によって 「香箱ガニ」「セイコガニ」「こっぺガニ」などの 「産地ブランド名」が付けられています。 山陰地方では主に「親ガニ」の名前として有名です。 小さいながらも大人気の訳は 殻の内、外、両方の卵がたっぷりあるからなんですね。 「内子」 体内にある未成熟の卵のことです。 濃厚な味はよく熟成されたチーズのようだと例えられたりします。 「外子」 体外に飛び出してる産卵直前の成熟した卵のことで、 プチプチとした食感が大変好まれています。 11月と12月の2ヶ月間しか…
佐島・イスズミ
2025年11月06日
横須賀・佐島から イスズミが入荷をしていました。 この魚、釣りあげると糞をまき散らす習性があり 「うんこたれ」「ババタレ」とも呼ばれているようです。 2000年代まで日本において市場価値が低かったため 日本近海に4種存在する事がわかっておらず、 まとめてイスズミと扱われることが多かったそうですね。 旬は寒い時期 この魚を旨いという人もいれば、 夏場はうんこ臭い、磯くさいと、悪く言う人もいる いわば毀誉褒貶のある奴でございます。 でもね、評価の価値の低い魚をうまく調理できれば 儲けにつながりますよね。
ゲンゲ
2025年11月05日
青森から来てました! ゲンゲでございます。 もっぱら富山湾や日本海側の深海に生息しています。 全身がゼラチン質、 ヌルヌルした見た目の悪さ、不気味さから、 かつては「下の下(げのげ)」と呼ばれていました。 しかしながら昨今では その美味しさとコラーゲン豊富な栄養価が注目され人気が高まっています。 漢字では「幻魚」と書かれ、 天ぷら、唐揚げ、干物、みそ汁など、様々な料理で親しまれています。 そうそうゲンゲには沢山の種類があるようです。 アゴ、カムチッカ、カンテン、クロ、シロ、タナカ、ノロ さてどうなるか、新大臣の決断やいかに。
ガスエビ
2025年11月04日
見た目があまりぱっとしない そんな海老を仲卸・坪倉水産で発見しました。 京都から入荷のガスエビでした。 このエビ、見た目とは裏腹なんですよ。 その甘み、旨みは甘エビ以上との評判です。 ただ鮮度落ちが早いので、石川県をメインとする北陸地方のでは ほとんど地元で消費をしてしまう それ以外のエリアでは「幻の海老」扱いでございます。 人様同様、見た目で判断しちゃあいけませんね。 緑の卵も御覧ください。
スミヤキ
2025年11月02日
ここなん日か 横須賀・佐島、大翔水産から入荷があります スミヤキ(本名 クロシビカマス) 最大で80cmにもなるらしい。 脂が強く皮の方から長く硬い骨が身に伸びていて、 食べにくいことから、 食べる地域と食べない地域がくっきり分かれるそうです。 当然、流通にはあまりのらない魚ですが 小田原ではスーパーなどにも並ぶ人気の食用魚となっていて この地域が最もよく食べているみたい。 皮付近に強い骨があるために、 単に皮を引いてもダメで、身をスプーンなどでかきだすのが一つの調理方、 かきだしは頭部から尾にむかってかきだすのが肝。 なめろう、たたき、ミンチにして揚げボール等いかがでしょうか。 ちなみにただ…


